LIIIMCAL 関数

導入

MCAL は、Modular Calendar Access Library を意味します。

libmcal は、カレンダーアクセス用の C ライブラリです。このライブラ リは、結合性の高いドライバとして書かれています。MCAL は、メールボッ クス用の IMAP モジュールのカレンダー版です。

mcal サポート機能により、カレンダーストリームを IMAP サポート機能 によるメールボックスストリームと全く同様にオープンすることができま す。カレンダーは、ローカルファイルに保存したり、リモートのICAPサー バーとしたり、mcal ライブラリによりサポートされる他のフォーマット とすることができます。

カレンダーイベントは、発生、検索、保存することができます。カレンダー のトリガー(アラーム)および定期的なイベントもサポートされます。

libmcal により、メインのカレンダーサーバーをアクセス、使用することが できます。この場合、特定のデータベースおよびローカルファイルに依存した プログラミングは必要ありません。

多くの関数は、各ストリーム毎に固有の内部イベント構造体を使用します。 これにより、大きなオブジェクトを関数の間で渡すことが容易になります。 イベント構造体の値を設定、初期化、取得する便利な関数があります。

注意 PHPには、ICAP拡張モジュールが以前ありましたが、元のライブラリと このPHP拡張モジュールはもうサポートされていません。推奨される代 替品はMCALです。

注意この拡張モジュールはWindows環境では利用できません。

要件

mcalライブラリがインストールされている必要があります。最新版を http://mcal.chek.com/から取得し、コンパイル、 インストールしてください。

インストール手順

mcalライブラリをインストールした後、これらの関数を動作させるには、 PHP を--with-mcal[=DIR] を付けてコ ンパイルする必要があります。

実行用の設定

この拡張モジュールは設定ディレクティブを全く 定義しません。

リソース型

この拡張モジュールはリソース型を全く定義し ません。

定義済みの定数

これらの定数は、この拡張モジュールで定義されており、 この拡張モジュールがPHP内部にコンパイルされているか実行時に動的にロー ドされるかのどちらかの場合のみ使用可能です。

MCAL_SUNDAY (integer)

MCAL_MONDAY (integer)

MCAL_TUESDAY (integer)

MCAL_WEDNESDAY (integer)

MCAL_THURSDAY (integer)

MCAL_FRIDAY (integer)

MCAL_SATURDAY (integer)

MCAL_JANUARY (integer)

MCAL_FEBRUARY (integer)

MCAL_MARCH (integer)

MCAL_APRIL (integer)

MCAL_MAY (integer)

MCAL_JUNE (integer)

MCAL_JULY (integer)

MCAL_AUGUST (integer)

MCAL_SEPTEMBER (integer)

MCAL_OCTOBER (integer)

MCAL_NOVEMBER (integer)

MCAL_DECEMBER (integer)

MCAL_RECUR_NONE (integer)

MCAL_RECUR_DAILY (integer)

MCAL_RECUR_WEEKLY (integer)

MCAL_RECUR_MONTHLY_MDAY (integer)

MCAL_RECUR_MONTHLY_WDAY (integer)

MCAL_RECUR_YEARLY (integer)

MCAL_M_SUNDAY (integer)

MCAL_M_MONDAY (integer)

MCAL_M_TUESDAY (integer)

MCAL_M_WEDNESDAY (integer)

MCAL_M_THURSDAY (integer)

MCAL_M_FRIDAY (integer)

MCAL_M_SATURDAY (integer)

MCAL_M_WEEKDAYS (integer)

MCAL_M_WEEKEND (integer)

MCAL_M_ALLDAYS (integer)

目次
mcal_append_event -- MCALカレンダーに新規イベントを保存する
mcal_close -- MCAL ストリームを閉じる
mcal_create_calendar -- 新規にMCALカレンダを作成する
mcal_date_compare -- 二つの日付を比較する
mcal_date_valid --  指定した年月日が有効な日付である場合に TRUE を返す
mcal_day_of_week --  指定した日の曜日を返す
mcal_day_of_year --  指定した日の年間積算日を返す
mcal_days_in_month --  指定した月の日数を返す
mcal_delete_calendar -- MCALカレンダを削除する
mcal_delete_event -- MCAL カレンダーからイベントを削除する
mcal_event_add_attribute --  グローバルイベント構造体ストリームに属性およびその値を追加する
mcal_event_init --  グローバルイベント構造体のストリームを初期化する
mcal_event_set_alarm --  グローバルイベント構造体ストリームのアラームを設定する
mcal_event_set_category --  グローバルイベント構造体ストリームの«テゴリを設定する
mcal_event_set_class --  グローバルイベント構造体ストリームのクラスを設定する
mcal_event_set_description --  グローバルイベント構造体ストリームの description を設定する
mcal_event_set_end --  グローバルイベント構造体ストリームの終了日を設定する
mcal_event_set_recur_daily --  グローバルイベント構造体ストリームの反復を設定する
mcal_event_set_recur_monthly_mday --  グローバルイベント構造体ストリームの繰り返しを設定する
mcal_event_set_recur_monthly_wday --  グローバルイベント構造体ストリームの繰り返しを設定する
mcal_event_set_recur_none --  グローバルイベント構造体ストリームの反復を設定する
mcal_event_set_recur_weekly --  グローバルイベント構造体ストリームの繰り返しを設定する
mcal_event_set_recur_yearly --  グローバルイベント構造体ストリームの繰り返しを設定する
mcal_event_set_start --  グローバルイベント構造体ストリームの開始日を設定する
mcal_event_set_title --  グローバルイベント構造体ストリームのtitleを設定する
mcal_expunge --  削除マークを付けられた全てのイベントを削除する
mcal_fetch_current_stream_event --  現在のイベント構造体ストリームを有するオブジェクトを返す
mcal_fetch_event --  カレンダーストリームからイベントを取得する
mcal_is_leap_year --  指定した年が閏年であるかどうかを返す
mcal_list_alarms --  指定した datetime までにアラームを発生するイベントのリストを返す
mcal_list_events --  日付または日付の範囲に関してIDのリストを返す
mcal_next_recurrence -- イベントが次に発生する日を返す
mcal_open -- MCAL 接続をオープンする
mcal_popen -- 永続的なMCAL接続をオープンする
mcal_rename_calendar -- MCALカレンダの名前を変更する
mcal_reopen -- MCAL接続を再オープンする
mcal_snooze -- イベントのアラームをオフにする
mcal_store_event -- MCALカレンダーの既存のイベントを修正する
mcal_time_valid --  指定した時間、分、秒が有効な時間である場合に TRUE を返す
mcal_week_of_year --  指定した日付の週番号を返す